30代が知っておくべきオーガニックコスメ〜スキンケア編〜
20代はどのようなスキンケア製品を使っていても、自分の肌の変化に違和感を感じることがなかった人も多いでしょう。しかし、30代になってから肌や顔の変化を日々感じるようになった…という方も少なくないと思います。
もうすぐ33歳になる筆者の私も、日々肌の変化を感じ、不意打ちで撮られた自分の顔の写真を見てがっかりすることがしばしば。
30代という１つの大きなタイミングでスキンケアを見直す方も多いはず。
そこで、ぜひ選択肢の１つにして頂きたいのがオーガニックコスメです。
なぜ、オーガニックコスメをおすすめするのか、また美容マニアの筆者おすすめのオーガニックコスメ（スキンケア製品）をご紹介させて頂きます。
オーガニックコスメとは
現在たくさんの商品が発売されているオーガニックコスメ。
この言葉自体を聞いたことがある、知っているという方はおそらくたくさんいらっしゃると思います。
しかし、なんとなく知ってはいるけど…という方や、なんとなく使っている方も多いはず。
オーガニックやオーガニックコスメについて知る事で、スキンケアする課程が楽しくなり、より効果を感じられるかもしれません。
そもそもオーガニックって？
オーガニックという言葉自体はよく聞く言葉ではありますが、「オーガニックってなんだか良さそう。」というイメージ止まりで、意味やどういったものなのかを理解されていない方も多いと思います。
オーガニックコスメをご紹介する前に、まずはオーガニックについてご説明させていただきます。
「Organic」という言葉の意味
「Organic」を辞書で調べると、「本来の」や「根本的な」そして「有機栽培の」と書かれています。
有機栽培とは、農薬や化学肥料、化学物質を使わずに、太陽、水、土地などの自然の恵みだけに頼った環境に優しい栽培方法です。
本来の植物のあるべき姿を見本に、人が手を加えた栽培方法だと筆者は思っています。
厳しい基準をクリア
オーガニック製品は、オーガニックの厳しい基準をクリアした農産物を原料にしています。
日本のオーガニックの規定によりますと、３年以上化学合成の農薬，肥料を使用していない土壌で栽培された農産物であることが基準になっています。
今の畑状態だけでなく、過去の畑の状態もオーガニックの検査基準になっているんです。
これだけで、オーガニック製品の原材料そのものが作られるまでの過程にも厳しい基準をクリアする必要があることがわかりますよね。
厳しい労働法、子供の労働を禁止している
筆者も最近まで知らなかったのですが、オーガニックな原材料を作るにあたって、子供の労働が禁止されています。
世界の社会問題として、子供の労働が問題視されています。子供達が子供らしく、学ぶことをを奪われない環境を与えてあげること。
この事を知り、筆者自身もオーガニック製品を選ぶことの重要性を感じました。
自分がオーガニック製品を選ぶことで、どこかの国で子供が1人でも学びの場を与えられていたらと願うばかりです。
日本でのオーガニックコスメの普及について
社団法人日本オーガニックコスメ協会によると、2016年の国内全体の化粧品の総売上高は、2015年（2兆4,475億円）に比べて、2.5%増の2兆5077円だったとのことです。
その中の自然派・オーガニック化粧品の売上高は1,229億円ではありますが、前年度（1175億円）比べて4.6%増でした。この時よりもさらにオーガニックコスメへの理解が深まり、各社がオーガニックコスメを販売している状況です。オーガニックコスメの需要は今後も増えていくことが予想できます。
参考：社団法人日本オーガニックコスメ協会
日本のオーガニック・自然派コスメ市場の現状、及び今後の行方 | 日本オーガニックコスメ協会 (joca.jp)
オーガニックコスメを選ぶべき理由
ここまで、オーガニックについてお伝えしてきましたが、ではなぜオーガニックコスメがおすすめなのかを書いていきたいとと思います。
上記でもオーガニック製品がいかに厳しい基準をクリアし安心して使える製品で、環境によく、人にも優しいということをご説明してきました。
ですが、筆者がオーガニックコスメをおすすめする理由は「リラックス効果が高いから」です。
香り１つとっても、自然豊かな香りがたった一滴で体にリラックス効果をもたらしてくれるのです。
私はそこにもオーガニックコスメの大きな効果の要因になっているのではないかと思っています。
結婚、出産、環境の変化や、日々のストレスに疲れることも多い30代。
そんな時に、スキンケア時間がとても豊かでリラックスできる空間にしてくれるのが、オーガニックコスメではないかと筆者は思います。
オーガニックコスメの効果
オーガニックのイメージからも想像しやすいと思いますが、
オーガニックコスメは基本的に低刺激で肌に優しいものが多いです。
使い続けることにより、じわーっと効いてくるイメージ。
自然や植物が持つ力で肌を活性化してくれて、肌本来のあるべき姿に整えてくれます。
ケミカルなものに比べると、即効性という点では少し劣るかもしれません｡
ですが、オーガニックコスメも日々進化しており、ケミカルに近い即効性を期待できるオーガニックコスメも販売されています。
こちらは、「おすすめのオーガニックコスメ」で後にご紹介させて頂きます。
オーガニックコスメの利用が特におすすめな人
基本的にはどなたでもオーガニックコスメの利用をおすすめしたいのですが、特におすすめしたいのはやはり「敏感肌の方」「アレルギーがある方」。
肌に優しい自然由来のもので作られている製品のため、敏感肌やアレルギー肌の方にも安心してご利用頂けると思います。
オーガニックコスメを利用するデメリットはある？
オーガニックコスメを利用するメリットをたくさん書いてきましたが、ではオーガニックコスメのデメリットはあるのでしょうか。
個人的には、デメリットと言えることは思い浮かばないのですが、上記でもあげた通りケミカルなものと比較すると、即効性に欠けるという点ではデメリットになるかもしれません。
私自身も、「すぐに吹き出物を無くしたい」「目の周りが季節の移り変わりの時期に痒くなる」ということがよくあります。
すぐにでも治したい場合は、皮膚科に行ったり、ケミカルなもので即効的に治したりすることもしばしば。
その時々の肌状態や、自分の気持ちで使い分けるという事も、オーガニックコスメとうまく付き合っていく方法かもしれません。
おすすめオーガニックコスメ
ここからは、筆者が実際に使用してとても良かった商品や、何度もリピートしているオーガニックコスメをご紹介させて頂きます。
気になる商品があれば、ぜひチェックしてみて下さい。
nemohamo （ネモハモ）
「根も葉も茎も花も実も」余すことなくエキス化。
良質な植物が持つ、酵素、ビタミン、ミネラルを活かしながら、かつフレッシュな状態で届けてくれるのがnemohamoです。
筆者も、こちらの商品をライン使いで使用した経験があるのですが、自然の力でここまで肌がみずみずしくなるのかととても驚きました。
特におすすめしたいのがブースターオイルと、ローション。
ブースターオイルは洗顔後の肌に一滴広げて使用するのですが、次のローションを迎え入れる時にとてもいい仕事をしてくれます。
乾いた肌にオイルを塗ることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この一滴があるのとないのとでは、ローションの肌への浸透具合、後の肌の乾燥具合が雲泥の差なのです。
ちなみに、ライン使いする事をブランドでは推奨されていますが、他のローションを使用する際でも同じようにいい仕事してくれたのがこのブースターオイルでした。
ローションに関しては、贅沢なエキスを肌いっぱいに塗っているという事をすごく感じられる商品です。
まず、香りがとてもナチュラル。合成された匂いとはかけ離れた、それこそ「根も葉も茎も花も実も」すべてのエキスをぎゅーっと詰め込んだような香りなのです。
その香り、本当に心地よい香りで、筆者はこのローションを使うたびに目を瞑って深呼吸をするようにしています。
スキンケア１つで、肌だけでなく心も満たされる自然な香りを楽しめるのもオーガニックコスメのおすすめしたいポイントです。
MARTINA（マルティナ）
オーガニックスキンケア/コスメのマルティナ｜日本公式ブランドサイト
オーガニック先進国のドイツのブランド、マルティナ。
筆者が大好きなオーガニックブランドなのですが、マルティナにとても惹かれる理由１つがブランド創設のストーリーです。
創設者が3歳のとき犬に咬まれて、左頬に傷痕ができました。16歳になっても傷痕は消えず、ホームドクターに相談したところ、ハーブにウールワックスを調合したクリームを奨められ、つけ始めたそうです。
すると、つけ始めて半年ほどで左側のニキビが消え、さらに3～4年で傷跡もほぼ消えたのです。
創設者の体験によって植物のもっている大きな力を知り、肌と薬草、自然療法の研究を始められたんだそうです。
身をもって感じた自然の力がもつ、肌本来の再生を高める力を、商品化されたというところに、とても説得力がありますよね。
筆者がマルティナの製品でおすすめしたいのが、ローズシリーズのクレンジングミルクです。
クレンジングの中で最も肌に負担が少ないのが、クレンジングミルクと言われています。
筆者は晩だけでなく、朝もマルティナで朝クレンジングをしています。
そんなにクレンジングして肌が乾燥するのでは？と思われるかもしれませんが、その逆で美容液を塗ったような潤いとツヤを実感することができます。
マルティナの全ての製品が、製造に関わる全ての原材料の100%が自然界に存在するもので製造されています。
そこからも、マルティナのオーガニックコスメ以上のこだわりを感じることができます。
immuno（イミュノ）
オーガニックコスメはケミカルな製品に比べると即効性に欠けると書いてきましたが、それをいい意味で裏切ってくれるのがiimuno です。
オーガニックならではの心地よさ、香りの良さ、自然に優しいアプローチはそのままに、感覚的な良さから一歩進んだ「肌への効果」を科学的視点で検証し、開発しているのがiimuno。
つまり、オーガニックコスメの良さに即効性が加わった、無敵コスメなのです。
筆者は、洗顔とブースターオイルを使用したことがあります。
ブースターオイルのサラッとしたテクスチャーとは裏腹に、水分をしっかりと抱え込んで離さない。あの、肌のもっちり感はクセになりそうなほど、気持ちがいいです。
乾燥がひどい真冬に使用しておりましたが、乾燥してどんな化粧水をつけてもすぐにカピカピになる私の肌が、一瞬にしてプルプルのお肌になりました。しかもそれが、1日ずっと続きます。
即効性と持続性を感じられるオーガニックコスメです。
オーガニックコスメの進化と、これからのオーガニックコスメの将来がとても楽しみになる事を実感できる製品だと思います。
まとめ
今回は、オーガニックコスメについて書かせて頂きました。
30代は、20代とは違った体や皮膚の変化を感じる世代。
オーガニックコスメは、日々の変化をリラックスして、楽しめるようにしてくれる１つのアイテムだと思います。
最近のオーガニックコスメは、日々進化し続けており、ケミカル製品に負けない即効性も兼ね備えているものも多数あります。
ぜひ、スキンケアの見直し時に、１つの選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか。
